耳垢掃除

耳垢は外耳道の外側1/3の所にある外耳道皮膚の皮脂腺からの分泌物と外耳道表皮の角化脱落細胞や空気中の埃が混ざり合いできます。
乾性耳垢と湿性耳垢 があり、遺伝的なもので一般的には東洋人は乾性が多く、西洋人には湿性が多いようです。
耳垢は外耳道に生えている毛や表皮細胞の移動によって自然に外に押しだされます。
外耳道の皮膚はとても薄く傷つきやすいので、外耳道湿疹・外耳道炎を起こし易い。
耳垢が原因で聞こえにくくなることはほとんどなく、耳垢と外耳道の間に僅かでも隙間があればほとんど影響はありません。
外耳道と中耳とは鼓膜で隔てられているため、耳垢が原因で中耳炎を発症することはありません。

耳掃除は擦らない

以上のことから、子供の耳垢をお母さんが取る場合に重要な点は、週1回以上はしない(通常は数ヶ月に1回で十分)、決して強くひっかかないようにする、子供が暴れたりして自分で取る自信がない場合は耳鼻科で取ってもらうなどです。
具体的には、ただやみくもに取ればいいというものではなく、耳垢が外耳道の入り口に出てきている場合で確実に取れそうな場合だけ、幼児用綿棒か耳掻きを使用して、こすらないようにそっと取ることがポイントです。
耳掻きは綿棒に比べて一見耳垢を取りやすいのですが、引っ掻いてしまうことが多いという弱点もあり、綿棒を使用する方が無難だといえます。
長年耳掃除を続けているつもりが、実は耳垢を奥へ押しこんでいると大量の耳垢がたまり、何かの拍子に水が入って耳垢がふやけたりして完全閉鎖をおこしてしまうこともあります。

耳掃除と耳鼻科

日本人はあめ耳は少ないのですが、乳幼児では分泌量が多く向き癖により下になる方の耳は湿った耳垢が確かに見られることがあります。
さらに耳垢が栓をしているように見える、耳垢がやけに多い、臭う、など耳垢が気になる場合は、やはり耳鼻科で耳垢を除去してもらった方がいいでしょう。
耳鼻科的に外耳道の口径や湿性度などを診てもらい、定期的な通院が必要か、必要な場合何ヶ月に1回でよいのか、外耳道真珠腫などの稀な疾患が隠れていないか(特に耳垢が短期間に多量に溜まる場合など)など、チェックしてもらいましょう。外国では湿性の耳垢の人が多いためか、定期的に耳垢を耳鼻科で取ってもらう習慣があるようです。
とくに子供の場合は難しいので耳鼻科に連れていくほうが無難です。

Copyright © 2007 耳 掃除